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2006年06月13日

●佐々淳行『連合赤軍「あさま山荘」事件』

今日は佐々淳行『連合赤軍「あさま山荘」事件』の感想です。

rengousekigunasamasansoujiken.jpg

あさま山荘事件は1972年2月19日連合赤軍メンバー5人が軽井沢にある河合楽器所有の「浅間山荘」で管理人の妻である牟田泰子さんを人質に立てこもった事件。2月28日に警察の強行突入で2名の殉職者を出しつつも人質の救出に成功した。ちなみに突入の様子はテレビ中継され視聴率が過去最高を記録したそうです。

【参考:あさま山荘事件―Wikipedia


この本はあさま山荘事件の様子を機動隊を指揮した佐々淳行氏によって書かれたものです。ちなみに僕が著者を知るきっかけとなったのはフジテレビの深夜番組「平成日本のよふけ」に著者が出演していたのを偶然見たことにあります。

【過去のエントリ:日本のよふけシリーズ

事件が起こった1972年に僕は生まれておらず、「知ってる」程度のものでした。そして僕が物心ついた時には日本では社会党が力を失い、世界を見てもソビエト連邦の崩壊、中国は社会主義経済から大きく転換して市場経済を導入するなど、連合赤軍が信奉していた社会主義が大きく勢力を後退させたのを目の当たりにしているため、僕の中では「社会主義?あんなの頭の中にお花畑が咲いている年寄り連中の思想だよ」と勝手に位置づけています^^

しかし昔の人の一部にとって社会主義は非常に魅力的なものに映ったんでしょうね。そうでなければ学生運動や日教組、あさま山荘事件といったものには帰結しないですし。

でもいくら思想の自由が憲法で保障され、さらにいくらマルクス主義が理想とする世界が暴力革命によって成し遂げられるとからといっても、連合赤軍の連中が鉄パイプ爆弾、ライフルなどで武装し、一般人1名、警官を2名、さらに連合赤軍メンバーをリンチと称して多数殺害することは決して許されるものではありません。

だから読んでいて連合赤軍に対する怒りがこみ上げてきました。

さらに警察内部の問題点やマスコミといった外部への対応などを警察官の視点から詳細に書かれており、夢中になって読むことが出来ました。(所々に著者の自己陶酔が見られますがね^^)


ちなみにこの本は映画化されています。タイトルは「突入せよ!連合赤軍あさま山荘事件」。佐々氏の役を役所広司が演じています。昨日のサッカーW杯日本対オーストラリア戦の裏番組で放送されたのを見たので、以前読んだ原作本のレビューを載せたということです^^

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最後に強行突入時に殉職された内田尚孝警視長、高見繁光警視正と銃弾を受けて失明し、不自由な生活を余儀なくされ、ペルーの日本大使館人質事件解決の日にひとりで自宅で亡くなられた大津高幸警部補(著者はあとがきで大津警部補の死を「事後殉職」としています)に対し心よりご冥福をお祈りします。


佐々淳行Website(著者の公式HPです)






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