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2006年06月09日

●「ALWAYS 三丁目の夕日」見ましたヽ(´ー`)ノ

タイトル横の顔文字についてはこちらを御覧下さい♪


今日は「ALWAYS 三丁目の夕日」の感想です。

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◎作品データ
製作年度:2005年
製 作 国:日本
上映時間:133分
監  督:山崎貴
原  作:西岸良平
脚  本:山崎貴 、古沢良太
出  演:吉岡秀隆 、堤真一 、小雪 、堀北真希 、三浦友和
     薬師丸ひろ子、須賀健太 ほか

◎簡単なストーリー紹介
時は東京タワーの建設で賑やかな昭和33年。場所は東京は下町の夕日町三丁目。夕日町には駄菓子屋を副業としながら細々と少年小説を書く茶川竜之介(吉岡秀隆)や自動車修理販売を営む鈴木オートにを経営する鈴木則文(堤真一)、 則文の妻トモエ(薬師丸ひろ子)、飲み屋やまふじのおかみ石崎ひろみ(小雪)、町医者の宅間史郎(三浦友和)などが住んでいる。 そこに青森から集団就職列車に乗って星野六子(堀北真希)が鈴木オートにやってくる。さらに母に捨てられた古行淳之介(須賀健太)がひろみの口利きで茶川の家に居候する。こういった人の集う夕日町三丁目で心温まるストーリーが繰り広げられる。



1990年代はじめにバブルがはじけて以降、低迷する経済状況を反映してなのか、昨今「プロジェクトX」に代表される昔を懐かしむ傾向が強いように思います。

どうも僕個人としてはそういう懐古的なのが苦手でした。

その理由は「後ろ向き」な感じがしてならないから。つまり「あの時はよかったね」と昔を懐かしむだけで、これからをのし上がっていくような「進歩」を拒否しているようにみえるから。

だからこの映画の時代設定が昭和33年ということを知り、正直な話、さほど良いイメージを持っていませんでした

しかし、実際に見てみると…良いんだわ、これが!



この映画は単なる「ノスタルジー」で終わっていない気がしました言い換えると過去の価値観を提示する事で、映画を見ている現在の人間に「新たなる価値観の創出」をうたっている気がしてならなかったということ

時代背景は戦争が終わって13年たつ昭和33年。中では生活用品(テレビ、冷蔵庫…)の充実を通じて次第に生活が豊かになってくる様子を表現しています。

このような物質的な充足感は現在を生きる僕たちには古い価値観だと思うんです。

だって今はどの家庭にも当たり前のようにテレビや冷蔵庫があるし、その他にパソコンやDVDなどのデジタル家電に囲まれた生活を送っています。

だからこういった時代を知らないに人たち(僕もそうですが)にとっては
当時の人たちのようにテレビや冷蔵庫などの物質的に満ち足りる事であそこまで喜ぶとことは めったなことがない限りできないと思うんです。


さらに夕日町三丁目の人間ドラマ、つまり近所との関係は現在から見ると「過剰」と思える位緊密で、良い言葉で言うと「親密」、悪く言うと「おせっかい」。

これって僕の実家は田舎だから現在も結構残っていますが、今僕がひとりで住んでいるマンションではそういうご近所付き合いが全くといっていいほどありません。だからこういう人付き合いは今の都会では無くなったものなのかも知れません。

つまりこの映画は昭和33年という過去を振り返ることで現在では古い価値観と(特に都会で)喪失したそれを提示しています

そこから21世紀を生きる僕たちに「それを踏まえた上で今を見つめて新たな価値観を創出してみては?」というメッセージを含んでいるように思います


そのように考えると、この映画は今の時代だからこそ作られ、ヒットした作品と言ってもいいかもしれません。



うまく表現できないのですが、「温故知新」の格言を利用させていただくと…

「温故知今創新」(古きを温め今を知り、新しきを創【つく】る) 意味合いの映画かもしれません。




さて色々駄文を垂れ流しましたが、映画の内容について少し取り上げてみます。

スクリーンに広がるのは過去の映像や写真だけで見たことのある風景と人物達。

まず昭和33年と僕が当然生まれていない昔のセットでしたが、所々僕も少年時代に祖母の家や街中で見たものがいくつか見られました。例えばタイル張りの流し台など。だから見ていて「懐かしいなあ」と感じました。

そして出演者はみんな昭和33年にいたような雰囲気を醸し出しています。

小雪もそうだし、堀北真希のちょっと昔のアイドルっぽい古風な顔立ちからも余計にそういうことを感じざるにはいられません^^

そして中でも少年達は「当時いそう」な雰囲気を強烈に感じました。
(特に巨人の野球帽をかぶったランニング姿の少年)



さらに僕の場合、「郷愁」も感じました

それを感じたのは冒頭で鈴木オートに就職するために青森から上京した六子(堀北真希)がトモエ(薬師丸ひろ子)にリンゴを渡した際、トモエが「悪いね」と言ったことに対して、返答で「なーんもだ」と六子が言うシーンから。

六子が喋った青森弁の「なーんもだ」という言葉。
青森と僕の故郷北海道は津軽海峡を挟んで非常に近いということもあるし、北海道は全国各地からの移り住んだ人によって開拓が進んだというのもあるのだろう。実は「なーんもだ」という言葉は北海道弁にもあります。

これは「何も気にする事はない」とかそれが転じて相手から感謝の言葉を言われた時の「どういたしまして」的な意味合いで使う。

北海道出身の僕もよく「なーんもだ」と使うから、ちょっと北海道を懐かしんじゃいます^^



少々ネタバレしますが、夕日町三丁目の人たちはそれぞれ事情を抱えています。

一流小説家を目指すがなかなか売れない茶川(吉岡秀隆)。
借金を抱え、その返済に飲み屋を始めるヒロミ(小雪)。
両親に捨てられた古行淳之介(須賀健太)。
戦争で家族を失った宅間(三浦友和)。
親に愛されていないと思って集団就職は口減らしだと考えている六子(堀北真希)…

自分もそうですがこういった人間誰しも持っている「闇」の部分が気弱になっている時などでフラッシュバックし、落ち込むことがある場合もあるかと思います。でも彼らはそういうことを抱えつつも「幸せになりたい」という気持ちや「将来ああなるんだ!」という夢を持って前向きに一日一日を過ごしています。

この作品はそれと当時の生活水準の向上をリンクさせて、心温めるストーリー展開が繰り広げられます。

正直言ってストーリーは単純明快。「わかっちゃいる」「予想通り」の展開で、笑う事もできますし、特に後半部分ではつい涙が…

つまり「ベタ」な泣き笑いが出来るんだけど、むしろそれが非常に心地よいです。


最後まで夢中になって見ていました。
正直、もう一度見に行きたいなと思うほど好きな作品でした。




☆僕の最も印象に残っているシーン(以下を反転させてごらん下さい)
僕の中で最も印象に残っているシーンは、茶川(吉岡秀隆)が淳之介(須賀健太)にクリスマスプレゼントを渡すために宅間(三浦友和)にサンタに扮するよう依頼し、その作戦が成功した後の打ち上げの時のこと。その際、宅間がヒロミ(小雪)に酒を勧められるのを断った時に言った「酔ってしまうから」と言うセリフが強烈に記憶に残っています。
宅間が戦争で家族を失い、家族の温もりをこれによって久々に感じて、それをお酒に酔うことで邪魔されたくない。
その温かさをシラフの状態で噛み締めたいという宅間の気持ちが見え隠れして、涙でぐしょぐしょになったと同時に、戦争は遠い過去ではない事を匂わせるシーンに感じました。




【管理人うんぼぼ追記】
「ALWAYS?三丁目の夕日」DVDを購入したのでまたレビューを書いちゃいました^^
「ALWAYS?三丁目の夕日」をまた見ました♪



もしよかったらクリックしてね^^

スレッドテーマ:映画感想:映画

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コメント

●三浦友和と
淳之介役の子が清らかで素晴らしかったです。昔「鉄道員(ぽっぽや)」観た時に健さんが「なんも」と何回も言うので,北海道ではそんなにそのコトバを使うのかと不思議に思ったことがありました。ホントに使うんですね。

コメント

●sktksh さん
堀北真希が演じた六子は青森から上京してきたので「な~んもだ」は東北弁だと思うのですが、東北からの入植者が多い北海道でも「な~んもだ」は普通に使いますね。

淳之介を演じた須賀健太は本当に素晴らしい演技をしたと思います。

コメント


私も観る前は単なるレトロ映画かな、と思っていましたが、今の時代へいろいろな事を訴えかけるお話のような気がしました。ただ思うことは、昔の時代も今の時代も夢を抱いて生きるということは美しいものだと・・。エピローグで一平くんが「50年先だって、ずっと夕日はきれいだよ。」というセリフに、いろんなことを考えさせられました。



ちなみに「なんも」は

①「どういたしまして。」の意
②「全然」「全く~ない」の意

のいずれの意味で常用することが多いですよね。

コメント

●BU-TSU さん
>昔の時代も今の時代も夢を抱いて生きるということは美しいものだと

時代は流れ、色々変化するものはあるかもしれないけど、そんな中でも変わらないものがあり、それがBU-TSUさんの指摘された「夢を抱いて生きる」という事ですよね。

最近夕日を眺める事がご無沙汰なので夕日を見たくなりました^^

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