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2006年05月22日

●「あの子を探して」見ました(´ー`)ノ

タイトル横の顔文字についてはこちらを御覧下さい♪

今日は中国映画「あの子を探して」の感想です。

anoko.jpg


◎作品データ
製作年度:1999年
製 作 国:中国
上映時間:106分
監  督:チャン・イーモウ
脚  本:シー・シャンシェン
出  演:ウェイ・ミンジ、チャン・ホエクー、チャン・ジェンダ、カオ・エンマン ほか

◎簡単なストーリー紹介
舞台は中国農村部の小学校。そこで教えるカオ先生の母が病気で倒れたため、代用教員として赴任したのが13歳の少女ミンジ。カオ先生はミンジに生徒を一人も辞めなかったら報奨金として給料50元の他に10元を渡すと言われたこともあり、ミンジは報奨金を手に入れるために教師として頑張るのだが、子ども達のパワーにおされ気味。そんな中、生徒の一人ホエクーは母親が病気のために町に出稼ぎに出て行くため、学校からいなくなる。ミンジはホエクーを学校に呼び戻すために生徒達からお金を集めて町へと向う
監督を務めるのは「初恋の来た道」などで有名なチャン・イーモウ。そしてこの「あの子を探して」はヴェネチア映画祭で監督自身2度目のグランプリを受賞している作品です。



anokocast.jpg
(右の花柄のシャツの少女がミンジ、左のチェックのシャツの少年がホエクー)




最初見ていてミンジは本当に憎たらしい先生を演じます。でも次第に彼女の表情が変わってきます

どう変わっていくのか?というと、当初は「わずか10元」の報奨金を得るがためにホエクーを探しに街へとやってくるミンジですが、ミンジに「愛情」が湧いてくるとでも言ったらいいのでしょうか。ストーリーが進むに連れて心からホエクーの身を案ずるようになっていきます。(ちなみに「わずか10元」とカッコ書きで強調するのかについては後で説明します。)

僕もバイトではありますが学習塾で教えていることもあり、教え子に対する愛着というのをこの身でも実感しているので、ミンジの気持ちは良くわかりましたね。


さてこの作品は一見するとヒューマンドラマのように思えるでしょう。僕も見ていてそう思いました。でもラストでそういった側面の他に違うメッセージを含んでいるように思われます

では「違うメッセージ」というのはなにか?というと…中国の現状を浮き彫りにしているという事

それを端的に表すのがラストに入る解説文。


毎年100万人もの子供が学業を放棄させられ、
内15%が人々の善意で学業に復帰している。



この解説から読み取れる事は…

○100万人(千葉市の人口位)という非常に沢山の子どもが学業を放棄(ホエクーのように出稼ぎか?)
○でもその中の15%(15万人)が学業に復帰(あくまで「善意」で国の援助ではない?)
○残りの85%(85万人)の子どもは学業に復帰できない


これは現在の中国における問題点のひとつといえます。



さらに地域格差もこの中では描かれています。先ほど『「わずか10元」の報奨金』と強調したのは、そのことを具体的に説明できるから。

少々ストーリーの話になってしまいますが、ミンジはホエクーを探すため、尋ね人のチラシを書こうと決意。その際に必要な筆と墨、紙100枚を文房具店で買い求めます。その時の値段は6元ちょっと。もう少し何かを購入したら報奨金の金額である10元にあっという間に到達してしまいます。つまり10元はそれほどまでに小さい金額といえます。

でも農村出身であるミンジはわずかな金額である10元が欲しいあまり、わざわざ町にホエクーを探す。メディアで取り上げられる都市と農村の経済格差をこれほどわかりやすく我々に教えてくれるシーンはないと思うんです。


以上のようにこの「あの子を探して」中国が抱える様々な問題を一見心温まる話でオブラートに包みながら、「現状を変えなければならない」というメッセージを内包している作品かもしれません




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