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2007年04月18日

●佐々淳行『香港領事佐々淳行』

今日は佐々淳行著『香港領事佐々淳行』を紹介します。

bookhongkongryojisassaatuyuki.jpg


佐々淳行『香港領事佐々淳行』文藝春秋、2002年



今までこのブログで著者の佐々淳行氏の著作を3回紹介してきました。

【過去のエントリ:佐々淳行『連合赤軍「あさま山荘」事件』

【過去のエントリ:佐々淳行『戦時少年佐々淳行―父と母と伊藤先生』

【過去のエントリ:佐々淳行『東大落城』



今回のエントリでブログで紹介した佐々氏の著作は4作目になります。

佐々氏の作品は当時の社会情勢を冷静に見つめた部分と、彼の気骨溢れる信念を感じる部分のバランスが絶妙で、読んでいてグイグイその当時に引き込まれる感覚が味わえて好きなんですよね。(だから紹介することが多いんです^^)



さて、今回紹介します『香港領事佐々淳行』は警視庁の役人であった佐々氏が外務省に出向。在香港日本総領事館に勤務した当時の香港での奮闘ぶりが書かれています。


香港勤務前、著者が外務省研修所の研修生として入所した際に吉田茂元総理の訓示を受けます。

その訓示がカッコよくてシビれます^^



外交官を栄耀栄華の顕職と思うなかれ、華やかな社交の世界とも思うなかれ。外交は命がけの男子一生の大仕事である。ポーツマス条約を結んだ小村寿太郎をみよ、爆弾で隻脚となった重光葵をみよ。君たちは日本の国益を担う外務省に各省から出向してきた俊英である。外交は命がけということを肝に銘じて忘るなかれ。(p.33より引用)




さすが吉田茂は元外交官だけあって自らの経験に根ざした格調高い訓辞だと思いませんか?



そして香港に赴任した著者は戦争中香港で亡くなった日本軍兵士の遺骨収集や日本人学校創設、国会議員、学者、財界人が香港に来たときの案内など目の回るような忙しさで仕事をこなしていきます。

さらに著者自身がまえがきで「私の危機管理人生の原点は、まさしく香港暴動だったのである」と書いている通り、香港での経験が東大安田講堂事件以降の対応に役立った様子も書かれています。




さて僕が佐々氏の著作を読んでいて驚く事は「この人本当に色々な歴史的大事件を近くで目の当たりにするなぁ」ということ。

少年時代には2.26事件、東京大空襲、東大安田講堂事件、あさま山荘事件…

そして今回の作品では1968年のテト攻勢に巻き込まれています。




【テト攻勢】
ヴェトナム戦争末期に南ヴェトナム解放民族戦線の勢力が、1968年の旧正月(テト)にヴェトナム各地で起こした大規模な攻勢のこと。南ヴェトナムの首都サイゴン(現ホーチミン)のアメリカ大使館も攻撃を受け、その様子がテレビを通じて全世界に放送された。著者はサイゴンでのテト攻勢を目の当たりにする。

詳しくは
【外部リンク:テト攻勢―Wikipedia




「事件のある所佐々あり」といっても過言ではないほど数多くの事件に遭遇しますね^^




当時歴史を窺い知ることができる面白い本でした。














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