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2007年04月11日

●手塚治虫『シュマリ』

今日は手塚治虫の『シュマリ』を紹介

bookshumari.jpg


手塚治虫『シュマリ』角川書店、1987年

【管理人うんぼぼ注】
漫画『シュマリ』の単行本は1975年に小学館から出版されたものが最初ですが、今回画像として紹介しますのは1987年に角川書店でハードカバー版として販売されたもの(うんぼぼ所蔵)の表紙をスキャンして掲載しています。




【管理人うんぼぼ注】
今回のエントリでは「アイヌ」という言葉が使用しています。この言葉は差別語(現在ではかわりに「ウタリ」を使います)であるそうですが、この言葉を使うのは私が差別意識を持っているというわけでは決してありません。『シュマリ』の中で「アイヌ」という言葉が使われていることからそれに合わせて記述しているに過ぎないということをご理解下さい。



手塚作品の有名所(『火の鳥』『ブラックジャック』など)と比較して、今回の『シュマリ』はマイナーかもしれません。

でも二つの点で僕の記憶に残っている作品といえます。


まずは舞台となっているのが僕の故郷である北海道だという事。

江戸時代までの北海道は原住民であるアイヌ民族の住む土地でしたが、明治時代以降北海道は本州から多くの日本人が移り住み、開拓が進んだという歴史があります。


私の家も父方は確か岩手、母方は岐阜、母の母(僕にとって祖母)は富山がルーツで北海道に渡ったそうです。

『シュマリ』は江戸末期?明治時代の北海道を舞台としているので数々の移民が作品に登場します。自分のご先祖様が移民した当時の北海道ってこういう感じだったんだろうなぁって思いながら読んでいました。



そして魅かれた二つ目の理由は主人公シュマリを取り巻く人物のキャラがカッコいい^^

ここで少々『シュマリ』という作品について説明しますと…
(ちょっと詳しく書きすぎたため、ネタバレラインを設けて白文字で表示します。
読んでもいいかなぁと思った人は以下を反転させて御覧下さい)

*******************************************************
主人公シュマリは元々武士。アイヌの族長にシュマリ(シュマリじゃアイヌ語でキツネの意)と名づけられた。彼が北海道に渡った理由は恋人の妙が大月祥馬と駆け落ちして北海道に渡ったのを追いかけるため。

北海道の果てしなく広がる大地で妙を探すシュマリ。余市川の痩せた大地でやっとシュマリは大月祥馬と妙を発見し、妙を連れ戻そうとするのだが大月は洪水で死亡。妙は大月の眠る余市川のほとりで暮らすと言い張り、シュマリは妙を連れ戻す事を断念。北海道を放浪する。

シュマリはある土地を買い取り定住。その土地を所有しているのが太財一族。太財一族の中に妙と生き写しの峯がいて、シュマリは心を激しくゆすぶられる。

*******************************************************


まぁざっくりいっちゃえば

昔の女に未練タラタラの男(シュマリ)と男に振りむくことが無い昔の女()、そしてそんな男を愛する女()の3人を中心にした展開です(ざっくりいいすぎましたかね)

昔の女の影にいつまでもとらわれる男っていうととんでもない野郎で情けないように思いますが何か憎めず、そしてそんな男の全てを理解して愛する女性のスケールのでかさには感動ものです^^


これらの恋愛的、人間的要素だけではなく、ストーリーに激動する明治時代の北海道の様子を盛り込んでいます

アイヌの土地を力で奪う和人と土地を強引に奪われるアイヌの人たち
炭鉱で働く労働者の過酷な状況
北海道開拓の利権争い

これらの歴史的社会的政治的要素を絡めつつ、こういった大きな変化のうねりの中で不器用に生きるひとりの男の姿が魅力的にうつるんですよね

壮大な人間ドラマだと思いますよ^^


難点をあえて言うとしたら主人公の設定について説明不足な所


それを考慮に入れても僕にとって好きな漫画のひとつです。














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はじめまして^^

私の芸能サイトで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

紹介記事は
http://newstoday0001.blog95.fc2.com/blog-entry-352.html
です。

これからもよろしくお願いいたします^^

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●ホットキーワード さん
ご連絡ありがとうございます。
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