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2007年02月04日

●ジェームズ・ブラッドリー『父親たちの星条旗』

今日はジェームズ・ブラッドリー『父親たちの星条旗』を紹介。

bookflagsofourfathers.jpg



ジェームズ・ブラッドリー(大島英美訳)『父親たちの星条旗』イースト・プレス 2006年


この本は2006年公開の映画「父親たちの星条旗」の原作本です。

太平洋戦争末期の1945年2月16日から3月26日にかけて硫黄島の戦いで摺鉢山に星条旗を掲揚した6人の兵士がいます。

ジョン・ブラッドリー
フランクリン・ソウスリー
ハオロン・ブロック
アイラ・ヘイズ
レネ・ギャグノン
マイク・ストランク

国旗を掲揚した瞬間をAP通信の写真家ジョー・ローゼンタールが撮影した写真は1945年のピューリッツァー賞(写真部門)を受賞した他、アメリカのアーリントン国立墓地近くのアメリカ海兵隊戦争記念碑はその写真をかたどって作られたなど今でもお目にかかることが多い。

この6人の兵士達の硫黄島の戦いでの様子や、生き残った3人の兵士たち―ジョン・ブラッドリー、アイラ・ヘイズ、レネ・ギャグノン―がその後どのような人生を歩んだのかをジョン・ブラッドリーの息子ジェームズが書き綴ったのがこの作品です。

撮影された写真が太平洋戦争のアメリカ勝利を強く印象付けるものであったため、生き残った3人の兵士は「硫黄島の英雄」として持ち上げられ、戦費調達のための戦時公債のキャンペーンに参加させられます。

そこには愛国心の名の許に彼らの自己は一切無視され、国に利用され、利用価値がなくなるとあっという間に捨てられた3人の姿が読み取れます。


ツッコミを入れる点は2つ。

まず、著者のジェームズ・ブラッドリーの日本に対する差別意識のようなものを記述の中に感じ、日本人の僕にとっては賛同できない点。

著者は大学生の時に上智大学に1年間留学し、「ジェームズ・ブラッドリー平和基金奨学金制度」を設立し、アメリカの高校生を日本や中国に留学させる活動をして、自分は日本を十分に理解しているように振舞っているものの、日本軍によって父がひどい目にあったことへの憎しみだったり、欧米人が古くから持つ日本人=サルのような差別意識を彼も心の奥底に持っているように感じ取れました。

つまり表向き日本に良い顔をしてはいるけど、腹の中ではそうは思っていなく、バカにしているような雰囲気を感じ、日本人の僕にとって納得できなかったかな。


2つ目は翻訳。

英文をそのまま愚直に日本語に直しました的な日本語になっているのが難点。




この本を読んで、間もなく映画「父親たちの星条旗」を見ました。

そのレビューは後日公開します^^

【2月12日追記】
映画「父親たちの星条旗」のレビューを掲載しました。


父親たちの星条旗」見ましたヽ(´ー`)ノ







【当ブログで掲載した硫黄島関連作品】
○ブックレビュー
『散るぞ悲しき』&『栗林忠道 硫黄島からの手紙』
ジェームズ・ブラッドリー『父親たちの星条旗』

○映画レビュー
「父親たちの星条旗」見ましたヽ(´ー`)ノ

「硫黄島からの手紙」見ましたヽ(´ー`)ノ




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