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2006年09月07日

●高橋しん『いいひと。』

今日は高橋しん『いいひと。』を紹介します。

20060906145327.jpg

このマンガはビックコミックスピリッツ上で連載された作品

超簡単にストーリーを紹介すると…
主人公である北海道出身の北野優二(作品中では「ゆーじ」と表記)は憧れのスポーツメーカーライテックスに入社する。ゆーじの「自分の周りの人の幸せが自分の幸せ」というモットーで行動する優二に感化され周りの人たちも次第に幸せになっていく。


やわらかいタッチの絵が特徴の高橋しん氏の描く『いいひと。』


非常に不思議というか幻想的な雰囲気を持った作品です。

ざっくり言っちゃうと「情に溢れた作品」と考えていいかと思います。

どういうことかというと、主人公北野優二(ゆーじ)の投げかける言葉の数々が非常に味わい深いということ

彼は世間の常識、社会のルールやモラル、システムといったものから大きく外れた言動を取ります

ではゆーじが非常識な人間か?と言うのではなく、ゆーじは現代に生きる劇中の人物(もちろん私達も)が忘れてしまった大切なものを気付かせてくれます

つまりゆーじの言動は常識、システムといった左脳をフル活動した論理で構築された現代社会に生き、それを制御するどころか振り回され、人間の気持ちなどを忘れてしまいがちな私達現代人に向けられたメッセージなのかもしれません。

ゆーじによって周りの人たちが何かに気付き、幸せになると、ゆーじは彼らの元を離れ、まだ何かを見失っている新しい人と出会いその人たちを幸せにしていきます。こうして新しいストーリーが展開していきます。

このような不思議な存在感を持つゆーじはまさに「天使」といってもよく、「情に溢れた作品」と言ったのはゆーじの言動が人間の魂をゆさぶるように感じたから


そんな魂を揺さぶる情に溢れたゆーじの言葉をじっくりゆっくり噛み締めて読み進めると、より『いいひと。』の魅力を堪能できるかと思いますよ





ちなみにこの『いいひと。』は1997年にフジテレビでドラマ化されています。

主人公ゆーじにSMAP草なぎ。エンディングにSMAPの「セロリ」が使われました。

ドラマ版では原作のゆーじの存在が大きく曲げられ「単なる変わり者」的に表現されてしまい、原作の魅力が損なわれ、原作の熱烈なファンからのドラマ版評価は限りなく低い。(さらに原作者の高橋しん氏も最終巻の「読者の皆さんへ。」内で「終了を決めた直接のきっかけはテレビドラマ化」とまで書いています。)






この作品を知ってる人も知らない人もクリックしてね^^

スレッドテーマ:マンガ:本・雑誌

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